最近、静岡新聞の夕刊に連載された「やっぱり国産材」というテーマでのコラム欄で、NPO国産材理事長の
榎戸正人氏が国産材と外材とを比較をしながら、国産材の優秀性を強調しておりました。
その論旨は私共が常日頃主張している事を科学的に証明づけており、大変力づけられました。
その内容は、夏に高温多湿となる日本の気候風土で育つ木は、腐朽菌に侵されにくい化学成分を多くもっております。
主な構造材の杉や桧は、当然これに該当するものです。
一方、外材の米ツガやドイツトウヒは、一旦床上浸水などに見舞われた場合、水を吸いやすく、乾き難く、従って
腐りやすいものです。
杉や桧は、たとえ水に浸かっても水が引けば、短期間で乾きます。従って腐りにくいものです。
又、腐りにくい理由に、杉や桧には油分が多量に含まれている事もあります。
ところで、国産材を使用することは、コスト面では外材より高くなり、ごく一般的な大きさの住宅ならば、
40万円~50万円のアップになります。
しかし、このアップ額をカバーする制度があります。
浜松市では「天竜材の家/百年住居る助成事業補助金」の受付中です。
概略は浜松市補助金・・・・・最高額 40万円
〃 ・・・・・ 20万円
地元金融機関よりローン金利の割引優遇制度
です。
国産材の使用によるアップ額は、補助金でまかなう事が出来、木造住宅の建築をご計画の方は、この制度を
利用される事をおすすめ致します。